箱根は芦ノ湖。
湖を臨む高台にひっそりと建つ、客室数わずか6室のお宿に訪問してきました。
目次
華の宿ふくや 宿泊料金
華の宿ふくや へのアクセス
住所: 〒250-0521 神奈川県足柄下郡箱根町箱根571-18 TEL: 0460-86-2121
電車の場合、最寄り駅よりバスに乗り元箱根港駅より徒歩5分程の場所になります。
●小田原駅より 箱根登山バス(箱根湯本経由)箱根町行き (約55分) → 元箱根港下車 (徒歩5分)→華の宿 ふくや
●箱根湯本駅より 箱根登山バス箱根町行き(約35分) → 元箱根港下車 (徒歩5分)→華の宿 ふくや
●三島駅より 箱根登山バス元箱根行き (約45分) → 終点元箱根港下車 (徒歩5分)→華の宿 ふくや
もしくは、15:00~18:00の時間帯で下記の場所より送迎もして頂けます。(要連絡)
●元箱根港海賊船乗り場前・バス停
●元箱根港コンビニエンスストア前
華の宿ふくや 館内案内
誤って転んだら、そのまま下までコロコロ転がるんじゃないかと思うレベルの心臓破り度MAXの急坂に建つお宿です。
ぜーはー言いながら到着。
到着するや否や駆け寄ってきてくださったスタッフの方2名。
いくらなんでもそこまでか?と思われるくらいにはヒヨっている我々に驚き、てきぱきと荷物を持ってくださり、いそいそとラウンジへ通して頂きました。
▲杉木立の向こうに芦ノ湖を臨む風流な景色
そして、お抹茶と可愛らしい落雁でおもてなしを受けました。
総客室数わずか6室のこぢんまりしたお宿なので、共用施設もほとんどないお籠り系の旅館です。
こちらのラウンジもチェックイン時に利用したのみでした。
▲館内は畳敷きなので、素足でも快適です。
▲女性の方には選べる色浴衣のサービス。
華の宿ふくや 客室
華の宿ふくやの客室は6室のみ。
すべてデザインが異なり、6室すべてに温泉の露天風呂もしくは内風呂が付いています。
和室(10畳+広縁3畳+踏込)+露天風呂+内風呂
・華紬 103号室
和室(10畳+8畳+広縁3畳+踏込)+露天風呂+内風呂
・華てまり 201号室 ⇐宿泊した客室
和室(10畳+広縁3畳+踏込)+温泉内風呂
・華伊万里 202号室
和室(10畳+10畳+広縁3畳+踏込)+露天風呂+内風呂
・華扇子 203号室
和室(10畳+8畳+広縁3畳+踏込)+露天風呂+内風呂
・華友禅 205号室
和室(10畳+ツインベッド+踏込)+露天風呂+内風呂
毎度のことながら直前予約の為、客室の選択権はなくその日唯一空いていた『華てまり』に宿泊しました。
6室中『華てまり』のみ、露天風呂が付いていません。
温泉の内風呂のみが付いています。
早速室内へ
こざっぱりとした和室2間。
窓からはラウンジ同様杉木立超しの芦ノ湖。
奥の広縁部分は堀こたつ式になっています。
床座が苦手な現代っ子なので、これは助かります。
滞在中はほぼここにいながら芦ノ湖をぼーっと眺める、などをしていました。
ふと目を向けると、広縁の壁に何やら扉が。
開けて洗面室があり、
温泉内風呂!!
通常の水栓の反対側に、温泉の給湯パイプがあります。
コックを捻ると温泉が注がれます。
きっと誰しもが思うであろう、このお風呂から滲み出る家庭的な雰囲気には目を瞑ることにしました。
欲を言えば、檜風呂なんかであったりするとぐっと温泉に来た感は高まるんでしょうが。
窓を開ければ芦ノ湖ビューのビューバス!!
期待していた以上に良き。でした。
ちなみにバスアメはミキモト。
そしてこちらのお宿、滞在していると細やかな心配りが随所に感じられました。
▲ドライヤーのコードがむき出しにならないよう、綺麗な紙で束ねられています。
▲充実したアメニティ。メンズ化粧品も揃っていました。
▲床の間には生花
▲トイレ内にも生花
個人的に客室内に生花がある宿=おもてなしレベルの高い宿という認識でいます。
ものすごい手間暇とコストがかかっているはずだから。
小規模宿だからできることかもしれませんが、最近は客室内の生花にそう滅多にお目にかかれないので地味にテンションあがりました。
華の宿ふくや 温泉
各部屋に露天風呂なり温泉内風呂なりがありますが、大浴場もあります。
男女それぞれお内湯1つ露天風呂1つ。
夕食後の20時~翌朝7時までは貸し切り家族風呂として利用できます。
※公式HPよりお借りしています。
カメラの調子が悪くお風呂を紹介できないのが残念ですが、貸し切り風呂として使うには贅沢な広さがありました。
そもそもの宿泊人数が少ないことから、貸し切り時間以外でも貸し切り状態でした。
華の宿ふくや 食事
華の宿ふくやの食事は基本部屋食となります。
食事会場もあるようでしたので、部屋食を希望されない場合事前に相談してみられるとよいです。
我が家は暴れん坊の2歳児がいるので、部屋食大歓迎です。
指定時間の10分程前から準備が始まります。
この上げ膳据え膳の時間最高やわー。
華の宿ふくや 夕食
まずは夕食。
▲お品書き
8月の宿泊なので、夏らしいお献立です。
野菜が多くヘルシーな印象でした。
華の宿ふくや 朝食
続いて朝食。
食事の前に、昆布茶が供されました。
寝起きの体に沁みわたるわ。
正統派旅館の朝ごはんといった感じです。
当然のごとく白米おかわり。
華の宿ふくや まとめ
良い意味でどこまでも”普通の”旅館だと思います。
奇をてらわず、あっと驚くような仕掛けがあるわけでもなく、斬新なデザインが施されているわけでもありません。
どこまでも普通に、当たり前のことを当たり前にという真っ当さが随所に感じられました。
宿泊客も当たり前に居心地よく、何のストレスもなく滞在できる。
これって何気にすごいことですよね。
見えないところで相当気を使っていないと、この居心地の良さや寛ぎを感じることはできないと思うから。
雰囲気を作るって想像以上に難しいことです。
そういった意味でこの”普通さ”はとても貴重なものだと思いました。
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