ある梅雨の土曜の午後。
日課となっている一休パトロールをしていると、直前割りでお得なプランを発見。
箱根・芦ノ湖畔に佇む古城。
創業昭和23年のクラシックホテル。
小田急 山のホテル
見つけたのが、16時。
予約して準備して出発したのが、16時30分。
ホテル到着が、17時30分。
この集中力と瞬発力と決断力を他で生かすことはできないものなのか・・・。
宝の持ち腐れ感半端ないわ。
目次
小田急山のホテル 宿泊料金
小田急山のホテルへのアクセス
〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80 TEL: 0460-83-6321
箱根湯本駅→箱根登山バス・元箱根港行き(終点)まで38分
元箱根港からホテルまで送迎バスあり
小田急山のホテル 館内
今年の万年梅雨状態の天候のおかげ(せい)で、もちろん滞在日も大雨でした。
芦ノ湖もかすむほどの雨にもかかわらず、エントランスにはホテルマンが待機しておられました。
シックで落ち着いたエントランス。
まずは、フロントでチェックイン。
しかし、事件はこのときに起こりました。
名前を告げ、宿泊数・宿泊人数を確認する流れまでは通常どおり。
で、そのあと衝撃の発言が。
「1階の温泉付きの和洋室に空きがありましたので、アップグレードさせて頂きますね。」
・・・・・・
温泉付き!?
和洋室!?
アップグレード!?
なんというパワーワードの羅列ぶり。
なんせ、我々が予約していたのは最安値のスタンダードツインの客室でした。
というか、到着1時間半前に予約できたのはそこしかなかった。
いやもう絶対絶対再訪しますからね。
と、神と急に天使に思えてきたフロントのお兄さんに心の中で誓い、恩恵を有難く享受しましたとさ。
小田急山のホテル 客室
小田急山のホテルは、総客室89室の芦ノ湖近辺ではそこそこ大型のホテルです。
客室のバリエーションも豊富です。ぜひ滞在用途によって選んでみてください。
・スタンダードツイン 74室:30.4㎡ ←予約した客室
デラックスタイプ
・コーナーデラックスツイン 1室:45㎡
・コーナートリプルルーム 3室:45㎡
・富士山ビューデラックスツイン 1室:49.5㎡
・富士山ビュー和洋室 1室:80.5㎡
温泉付きタイプ
・プレミアムフォース(源泉かけ流しビューバス付き) 1室:67㎡
・プレミアムツイン(源泉かけ流しビューバス付き) 4室:58.5㎡
・温泉付き和洋室 2室:62.5㎡ ←宿泊した客室
今年の運を使い果たしたんじゃないかと思うレベルのアップグレードを頂きました。チェックアウトしたら箱根神社にお礼参りに行こう。
最安値約¥9万の客室に約¥2万で泊まりました。(一休調べ)
早速客室へ。
客室入口を入った瞬間の広さにまず驚く。
バリアフリー仕様なので、車椅子でも大丈夫です。
からの、
ベッドスペースとダイニングのある洋室と、その隣に和室。
客室外にはテラス。
雨だったことがつくづく惜しまれますが、晴れていたら見事な庭園がのぞめます。
ツツジの季節は絶景だと思います。
そして、水廻り。
もちろんバリアフリーなので段差なく、広々とした洗面室。
アメニティは基礎化粧品含め一式揃っています。この基礎化粧品が秀逸だった。ハーブの良い香り。
スタンダードタイプとデラックスタイプの客室にはDHCの基礎化粧品が用意されているようです。
いずれにしろ、特にこだわりのない方はバスアメ・基礎化粧品共に持ってこなくてもよさそうです。
そして、温泉!!!
どことなく家庭的ではあるけれど、れっきとした温泉です。
加温されていて熱めだけど、頑張って入れないことはない・・・くらいの湯温。
窓がないので閉鎖的ではありますが、それでも客室で温泉に浸かれる贅沢の前にはすべてが霞みます。
小田急山のホテル ルームサービス
ここまででも十分すぎる充実した客室なのですが、こちらの『温泉付き和洋室』に限ってはなんとなんとルームサービスも頼めちゃうのです。
夕食は外で済ませたものの、もうこんな部屋に泊まれることなんて2度とないだろうと注文してみました。
▲ざるそば(天ぷら付き)
館内日本食レストラン『つつじの茶屋』で作られているようです。
コシがある蕎麦と揚げたての天ぷらが美味。
小田急山のホテル 展望室
多分この展望室の存在を知らずに帰る人もたくさいるんじゃないかってくらいひっそりと存在しています。
エレベーターで4階まであがり、エレベーターホール前にある隠し扉(隠れてないけど)を開いて階段を昇っていきます。軽く見積もって数十段。ただただひたすら上ります。
で、登り切ったところがここ。
絶景!!!!
雨なので霧で霞んでいますが、晴れていたら芦ノ湖を一望できる素晴らしい絶景ポイントだと思います。
ちなみにここは、よく使われているホテル外観写真の1箇所だけ飛び出た最上部にあたる場所です。
小田急山のホテル 温泉
小田急山のホテルには男女それぞれ内湯1・露天風呂1の大浴場があります。
明るいうちに入ると、雰囲気の良さをより感じられると思いました。
まず、女性用脱衣場
半個室のマッサージチェアもあり、癒しの空間。
そして、内湯。
う、うつくしくないですか!?
窓に映る緑の美しさよ。
ここは絶対に昼間に入るべき。
そして、露天風呂。
むせかえるような緑に包まれている。
マイナスイオンが目に見えるレベルでひしめいていそう。
温泉付きの部屋だし、大浴場は行かなくてもいいかななんて思っていたのが大間違い。
客室に温泉がついていようとなかろうと、こちらの大浴場は絶対に絶対に利用したほうがいいです。
小田急山のホテル 朝食
小田急山のホテルには2つのレストランがあります。
フランス料理『ヴェル・ボワ』と日本料理『つつじの茶屋』
1泊朝食付きのプランで、朝食はこちらから選べます。
いつもは朝は洋食を選ぶことが多いのですが、なぜかこの日は夫の強い希望により和食へ。
一品料理やお子様向けの料理なんかもありました。
THE・正統派の朝ごはんといったメンツ。わざわざ言わなくても写真から滲み出る美味しさ感。
安定の爆食。
小田急山のホテル まとめ
今回は嬉しい誤算で、とってもコスパの良い滞在ができました。クラシックホテルならではの落ち着きと品を感じられ、比喩でなく芦ノ湖畔の古城といった趣です。宿泊者の年齢層は高めでしたが、キッズにもとても優しいです。芦ノ湖や箱根神社も近く、庭園のお散歩も楽しめます。アクティブに楽しむもよし、部屋で寛ぐもよしといった万能選手な宿だと思いました。これはもう再訪決定!!
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